qmail.jpの証明書が不思議だった件

IE9(もう少し前からかもしれないが)ではHTTPS接続をしたときにアドレスバーがカラフルになります。

オンライン トランザクションがセキュリティ保護されているかどうか確認する方法にそれぞれの意味が書かれています。
で、これまで僕はHTTPS接続は必ず色が付くか鍵アイコンが出ると思っていたわけですが、違うものもあったというお話。

ページのプロパティにはTLS1.0と書かれていますし、証明書ボタンをクリックすることで証明書も表示されるのですが、アドレスバーに変化はありません。

2013/01/30 追記

SSLのコンテンツが含まれていると鍵アイコンが表示されないことがあるようです。なるほど。
SSL接続中のブラウザに鍵マークが表示されません | 信頼の国産CAなら格安のアルファSSL
なるほどじゃない、これに気づかないとか穴を掘って埋まりたい。
自己署名なら検証できないから赤いバーですね・・・

以下勘違い

目立った特徴としては・・・あ、自己署名か。
HTTPSに使われる証明書は多くの場合認証局によって署名されています。先の例でwww.cacert.orgがエラーになっていたのも、それを署名した「CA Cert Sigining Authority」が信頼できるとしてクライアントに登録されていないのが原因です*1
憶測としては、自己署名証明書はどれもアドレスバーに変化がないのかなと。「この人のお墨付きをもらっています」「いやその人知らないわー」と「俺は大丈夫だ(キリッ」は確かに別物だけど・・・どうも気になるなあ。
三者に署名されてないお前なんてHTTPと同じだ!ということなんだろうか・・・

自己署名証明書HTTPS

さて、qmail.jpには自己署名証明書を使っている理由も書かれています。
https://moin.qmail.jp/qmailjp/%E8%A8%BC%E6%98%8E%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%99%BB%E9%8C%B2
三者に署名される必要がなくて暗号化したいだけなら自己署名証明書でもいいかなとは思う。コミュニティ認証局だと一括で信頼してしまうから、あえて注意を促すというのもまあわかる。
書かれていた理由には反論できないんだけど、どこかすっきりしないのはなぜだろうな・・・

ツイートしたら思い出したので追記

僕は見知らぬサイトを見つけると、それをどれほど信用するか考えるためにググることが多いです。知り合いが紹介してたら評価アップとか。
今回ドメインだけ聞いたので訪れてみようと、あるいは紹介を探そうと検索したのですが、該当ページはクロール禁止してるみたいだし紹介ページも少ないし、アクセスしてみたらいきなり自己署名だし(その理由はHTTPS接続しないと見れない)、ぐぬぬぬと思ったのでした。にわか帰れと言われればそれまでですが。
・・・自己署名証明書関係なかった!

*1:認証局の公式サイトも例外ではない。証明書はドメイン毎に発行されるので認証局の複数のドメインをとりまとめる必要があるし、多分他にも理由がある。