VAIO PのSSDが想像以上に(お察しください)だった件

Gentoo入れるとなるとビルドディレクトリがいるわけで、さてどこにしようかってことでベンチマークを取ってみた。

テスト環境

ベンチ結果*1



・・・これはひどい

Writeで逆転されたわけ

SSDは高速、なんてイメージがありますが、VAIO Pに搭載されているpSSDは俗に言う「低価格PC向け」なんだそうです。で、小さくて安くて、その代わり速度は気にしないよってことらしく・・・

pSSDは、読み出し速度は毎秒39Mバイト、書き込み速度は毎秒17Mバイト。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/04/news023.html

というわけでUSB2.0接続のHDDに負けてしまったようです*2。読み込みは異様に速いんでたぶんキャッシュとか効いてるんでしょう。

今回のテストの目的と感想

Gentoo君はとにかくコンパイルをたくさんします。いっそクロスコンパイルしてバイナリパッケージにしておいてVAIOに持ち込むこともできるんでしょうが、あまりよくわかっていないのとdistccを使ってみたいのとでパス。で、分散コンパイルコンパイル自体はメインPC使おうと思うんですが、中間ファイルはコンパイル委託側、つまりVAIO側で管理されるんですね。なのでなるべく読み書きの速いストレージを使いたかったのです。
で、今回の結果。
SeqReadだけ見ればSSDだけど、そもそもコンパイルってランダムアクセスばかりだよなあと。100MBも連続してアクセスすることなんてほとんどないです。それとSSDは寿命が目に見えるらしいのであまり作業ディレクトリに使いたくなかったり。
で、ちょっと目を付けたのがNFS。今回はWindowsでのテストだったんでSambaでしたが、このむちゃくちゃな環境で他のストレージと対等なら、実機でNFS鯖立てて有線LAN*3で繋げば意外といけるんじゃないかと。
というわけでメインPCをNFS使って作業ディレクトリに、コンパイルもdistccで委託して、なるべくVAIOの負担を減らす方向で行こうと思います。

そういえば

VAIO PってUSBブートできたのね。それどころかPXEブートもできるっぽい。今日初めて知った。

*1:初め省電力モードでやってしまったので仕切り直して二回目。ずいぶん結果違った。

*2:こっちも30MB/s弱しか出てないのでHDDとしては遅いんですが(USB2.0としても余裕)

*3:VAIOP専用ディスプレイ・LANアダプター5000円